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サービスニュース-第53巻 第3号-3 (お雛様はどっち?)

2017年03月06日

おひなさまはどっち

最近の雛飾りでは、向かって左がお内裏様(男雛)、右がお雛様ですが、古くは右にお内裏様、左にお雛様だったと記憶していました。京都、関西圏では未だにこの風習が残っているともいわれてます。
古来、左上座という風習があり、向かって右にお内裏様だとされていたのが、近代日本では大正時代に西洋式に女性が男性の左側に立つようになったと記憶しています。
従って、最近では多くのお内裏様が向かって左におられるのですが、右に座るお内裏様を髙松で見ました。
 

高松のお雛様
高松のお雛様
柳川のお雛様
柳川のお雛様
石岡のお雛様
石岡のお雛様

さげもん

仕事で福岡・柳川市に出かける機会が多くなり、柳川に興味を覚えいろいろと知ろうと思うようになりました。
元々時代小説が好きで、立花氏の話に感銘を受けていました。天下分け目の戦(通称。関ヶ原)に西軍に属し九州の地で加藤・黒田氏に破れ、所領没収となりましたが、その後、復活したお家(1620年)として知っていました。
私が柳川に行くようになって、妻が「川下り」をして「御花」」に泊まりたいと言い出しました。。
何のことか解らない私は、「川下り」「さげもん」「雛飾り」「御花(立花氏別邸、松濤園というお庭でも有名でした)」について調べ「さげもん」を知るようになりまた。
「さげもん」を知って3年目をむかえ、今年もそんな時期となりました。
写真は、私の宿泊する「輝泉荘」のお雛様とさげもんです。
もののついでとこれを記述するに当たって調べたら、日本三大つるし飾りとして、雛のつるし飾り(静岡)、傘福(山形・酒田)というのが見つかりました。
 

雛飾りとさげもん
雛飾りとさげもん
さげもん
さげもん
さげもんの拡大写真
さげもんの拡大写真

「さげもん」にはいくつかの決まりがあるそうで、約40cmの竹輪に赤白の布を巻きつけ、細工ものと柳川まりを交互に7列7個の49個をつるす。
中央に特大柳川まり2連を加え計51個とする。
  さげる順序は、上中段に飛ぶもの山のもの木になる(咲く)ものを、中下段に水中のも、動物、人形を基本としてます。最下段は這い人形、柳川まりとするそうです。
なお、代表的な飾り物は以下のようです。

 

《代表的な飾り物》

這い人形

這い這いするようになった親の喜び。子供の豊かな成長を願う

 

三番叟 祝いの席の舞を踊ります
ひよこ かわいらしさ、あどけなさ
桜の花のようにかわいく育ちますように
梅(花) 寒さに耐えて、春にさきがけて咲く
えび 年老いて、腰が曲がってもなお元気。長寿
せみ なく子は育つ。土の中に何年もいて、辛抱の象徴
サナギから蝶へ。きれいに着飾らせて嫁に出したい親心
宝袋 心が豊かになるように
ねずみ 金運。子沢山
雄鶏・雌鶏 朝、早起きで、つがいで仲良く卵を温め育てる
鶴(亀) 長寿の象徴
唐辛子 嫁に虫がつかないように

 

ついでに「我が家のお雛様」

我が家には、妻、娘、妻の母親、近くに妻の妹夫妻、姪っ子とおり、7人の内、5人が女性です。従って、我が家には4組のお雛様が飾られています。
写真は、そのうちの一番古い雛飾りで、お雛様・お内裏様は御殿の中におられます。ちなみに、お内裏様が向かって右におられます。写真中央左に、木箱に入った柳川まりがあります。

 

段飾り
段飾り

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