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サービスニュース-第53巻 第2号-1 (サービスニュースって?)

2017年02月02日

サービスニュースって?

当ニュースは、毛利春雄、また、オフィス毛利がふと目にとまったこと、業界の動きで気付いたこと、業界ニュースに考えさせられたこと等を私の視点でお伝えしようと発信しているものです。
日頃お付き合いしている方々でも、仕事の事例上での話、技術的な話が多くなり、私の考え方、判断の根底にあるもの、また、細かい資材などを充分お伝えできないことがあります。また、日頃あまりお目にかかれない方に、知っていただきたいこと等をニュースとして発信しています。
当ニュース53巻となっていますが、実際は44巻です。これは、オフィス毛利は「毛利クリーニング科学研究所(代表・故毛利可淳)」を継続するという考えでしたので、その当時のサービスニュース24巻(平成9年)を継続しました。
その後、URL(ホームページ)を開設した時(平成13年・当時27巻)に、10巻繰り上げて37巻から始めました。そのため、本年で53巻となりました。
従って、巻数が実際に私が現在のような活動をした40余年という年月よりも長くなっています。
 

再掲「わざわざお運びいただきまして」 (24巻第10号)

上のような事情を確認しようと古いサービスニュースを見ていたら、クリーニング利用に関するアンケートの比較が出ていました。
両者を見比べると、同じような答えがあり、全く異なる答えもあります。
※ アンケート調査の専門家に聞いたことがあるのですが、多くのアンケ ート調査は、「お客様の事を考えていますよ」というゼスチャーのよう なものだと言われました。正確な答えを知りたければ、問いの中に同一 の問題を異なる方向から質問し、矛盾しない答えをアンケート結果とし なければなりません。従って、この手のアンケートは設問が多くなるの です。
このような事情を考慮の上、以下の比較をご覧ください。
アンケート、一つはコミュニティー紙が一般ユーザー対象に行ったもので、一つはクリーニング業者が顧客を対象に行ったものです。
 

設   問

  コミュニティー紙 クリーニング業者
選ぶ基準は何ですか? 仕上げが良い 23.8% 近くて便利  29.7%
  近くて便利   22.2% 特典がある  21.2%
  安いから    20.6% 仕上げが良い 19.5%
いつ出されますか? 買い物と一緒  48.7% 買い物と一緒  44.1%
  わざわざ      16.7% わざわざ        27.9%
  通勤途中に   16.7% 通勤途中に     14.1%

 

「いつ出されますか?」という問いには、同様な答えが出されているのに対して、「選ぶ基準は何ですか?」という問いに対しては、コミュニティー紙では仕上げが良いから、近いから、安いからとほぼ同率の答えなのに、クリーニングの顧客に対する問いでは、買い物のついでに一緒に出すという答えが多く、次いで、わざわざ出しに、通勤途中に出すの順となっています。
下の質問の答え「買い物のついでに一緒に出すのが一番だとしたら」、上の質問のコミュニティー紙の答え「仕上げが良いから」というのは矛盾します。調査方法、対象にも違いはあるのでしょうが、「近くて便利」がもっと多くても良いように感じます。
上のように「立地」、「安い・特典がある」が上位に来て、仕上げが良い」「受付の感じが良い」「店が信頼できる」等々クリーニングの本質的な問いには、多くの支持が得られていない事を知るべきで、クリーニング業をしていてクリーニングの本質で競えない、これは、この調査の20年前も現在も変わっていないのではないでしょうか。
 

再掲「自動投入の勧め」 (24巻1号、2号)

ちなみに24巻の1号、2号では合成糊、洗剤の自動投入機の勧めが掲載されていました。
自動化の考え方に①「人に重労働を強いるから」、②「人は間違えるから」、③「細かい作業に人手を割くのは無駄だから」等々の理由で自動にするのです。
しかし、クリーニング業界では、①に対しては自動化をされるのに、②、③の問題は置き去りにされがちです。
  例えば、50kg、100Kg負荷のワッシャーでは洗剤、糊の投入も自動化されますが、16Kg、20Kgのワッシャーでは多くの場合糊、洗剤の投入は自動化されていません。
実は、理由②、③の方が、人力を無駄にしているのです。②のような問題こそ自動機械が最も得意とすることなのです。糊を手動で投入するということは、機械に呼び出される事になり、人が他の作業中であれば「今の作業を嫌々止めて、投入作業をする」、「今の作業に区切りを付けてから投入作業をする」事になるのです。
まして、手動で計量後投入となれば、計量を誤ってしまう、こぼすことなどで、洗剤、糊の投入量を間違える、置き場所の周りが汚れていることが多々あります。
私たちが工場の生産性を考える時には、この「人の作業」、「機械作業と機械作業をつなぐ仕事」、「機械作業と人の作業」が大きな問題となっているのです。これは「段取り」と呼ばれる仕事と「気が利かない」と言われる仕事なのです。
機械で取って代われるものならば機械化を、気が利かないのでは無く、作業指示(マニュアル)を確率してください。
 

写真は、洗剤・助剤の自動投入システムです。洗剤、助剤を送り込むポンプと投入後のパイプを水で洗浄する器具が組み合わされています。
 

読んでください

「パンドラ」 品質情報研究所刊

衣服のケアのための情報誌ですが、ニュースの新鮮さ、事故事例への見解、海外情報など編集長の意欲があふれている冊子です。
編集主幹している住連木氏は、日本テキスタイルケア協会の理事長ですが、クリーニングには長年携わってこられたので、クリ-ニングの視点も合わせて掲載されているのがとても役に立ちます。
クリーニング業界には、業界新聞、団体の機関誌を除けばこの手の情報誌は全くありません。残念なことです。
 

季刊誌パンドラ
季刊誌パンドラ

「クリーニング革新大系」

毛利春雄著、 日本クリーニング新聞社刊  ¥6,000円
5年ほど前に出版された本ですが。クリーニングの概要を、内容を理解しやすくするために、技術的データ、写真、イラストを駆使して記述しました。
「安定した商品を」「確実な納期で」をテーマに、「クリーニングはカウンターから始まる」「流通は確実に」「ロット単位で仕事をする」「安定した仕上げを」という行動規範の元に記述しました。
このクリーニングのシステムは、40年前に構想として起き、30年前にはほぼ形作られていました。その後、いろいろな事例が積み重なり、このような本にまとめ上げる事が出来ました。
私自身が時々再掲載する、価値のある資料を基に記述されていて、今読み返しても内容の濃いものだと思っています。
クリーニングでの生き方に悩まれた方は、是非ご一読ください。
 

「クリーニング革新大系」体裁
「クリーニング革新大系」体裁

「販促指導教本」 石井文泉堂

石井文泉堂の社長が行っている販促セミナーの教則本であり石井文泉堂のカタログです。教則本としては紙数の30%程度ですが、セミナーの概要と考えると、伝わって来るものがあると思いました。
販促の目的のための根底にある考え方(顧客・固客があり、新客を求める)、販促の目標(店舗の損益分岐点を知る、顧客数を求める)、その手法(商圏の設定、ポスティング)等々、考え方に同感できることが多々あります。
いつも思うのですが、販促の本のどれ一つとっても「間違った事は書かれていません」。それよりも、いかに実行・継続するかが問題なのです。ご一読ください。
 

「販促指導教本」石井文泉堂
「販促指導教本」石井文泉堂

基礎的勉強会のすすめ

おかげさまで、29年度「クリーニングの理論と実際」基礎的勉強会を始めることが出来ました。
 業界初めてのライブ配信となるので、戸惑いもあるでしょうが、クリーニング版通信教育と考えてください。
 会場での参加は締め切りましたが、ライブ講座は中途からの参加も自由ですので、是非ご検討ください。
 中途参加の場合、それまで受けられなかった講座については、必要であれば次年度継続受講としますので、その講座だけをお取りください。
  中途参加費用:最初の3講座は各¥5,000円(計¥15,000円)
 以後、1講座¥5,000円(クリーナーズクラブ、テキスタイルケアメンバーは¥4,000円)となります。
 支払い方法:当事務所より、6月(上半期)、12月(下半期)として、請求させていただきます。
  申し込みは、ホームページ・サービスニュースの52-9-1http://morri.co.jp/service.html?id=85から用紙を取り出すか、オフィス毛利(メールアドレス benkyo@morri.co.jp または事務所(電話078-411-4802)までご連絡ください。 
 今年度は、講座をライブ配信すべく進行の方法を一部変えてみました。すなわち、従来歴史のような項では盛り上がりに欠けるようなので、この項を簡略化し、その分各々の項で歴史的事実を話すように工夫しました。
 また、豊富な講師陣をお迎えし、実験によるビジュアル化、機械を使っての実技指導と一層内容の充実したものとなっています。
 是非、ご参加ください。
 

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