クリーニングのトータルコンサルティング
2016年05月10日
4月6日、7日、TCCは富山・㈱東京クリーニング商会を訪問しました。
前回訪問した時よりも、社内が少しキレイになっていました。しかし、根本的な問題にはまだ手がついていないようでした。
商業クリーニングは外交が主力とのこと、しかし、古いタイプの営業方法なので、集めればよい・売上が上がればよいと考えているようで、効率的な営業展開が成されているとはいえないようです。唯一の店舗は、外観が古いにもかかわらず立地に恵まれて売り上げも確保されているようですが、整備すれば倍ほどの売上は望めるのではないでしょうか。
しかし、会社の方向性がハッキリとしないと、「拾える仕事は何でもする」というような事になります。このことは、何をやってもうまくいかないという危険をはらんでいます。
早く、自社はどっちの方向に向かって進むべきか、何に努力すべきなのか、集中した力が発揮できるように定める時期ではないでしょうか。
写真1 東京クリーニング商会にて |
川に沿って咲いている桜は満開で、風をうけて花びらが飛び散っていました。クリーニング業以外の方にとっては、絶好のお花見日和でした。
いつものように、出張先のホテルに着替えを送っておき、所々で上着、ズボンも交換していました。
今回も身は、高松→福井→富山と移動、福井での衣裳替え(制服着用)を計画していました。
5日、福井のホテルで届いている荷を解くと、TCCの制服がありません。送り損ねたのです。一瞬皆にどう言って弁解しようかと苦悩が、通常の宅急便では、5日の手配では6日の福井出発(9:37)に間に合いません。
そこでヤマトに電話し確認したら、5日の晩に集荷出来れば、6日福井駅前センターには8時には届きますとの答えでした。
助かりました、ヤマトの福井駅前集配センターと宿泊しているホテルが、徒歩7~8分でした。
おかげさまで、以後2日間何事もないように過ごすことが出来ました。ヤマトさまさまです。今更ながらなのですが、日本の宅急便は「凄い」。
4月20日(水)、日本テキスタイル協会・第3回シンポジウムが開催されました。詳細については業界各紙をお読みください。
ここで、コシノ・ジュンコ氏の講演を聞くことが出来ました。講演の対象(クリーニング業者)に手探りの感じの話しようでした。話の内容については、もっとファッションそのものについて話が聞けたらと思いましたが、ご自身の事についてはハッキリとした主張を述べられていました。
・人のしたことが無いことに取り組む
・新しいことを見つける
・難しいことに挑戦する
とにかく「やってみる」「トライする」いろいろな人の支えもあってこのような姿勢を貫くことが出来、今後も続けていきたいとの事でした。
私自身を考えると、新たな問題に立ち向かうのですが、何時しか惰性となり、ふと気付き再度トライし、惰性となりの繰り返しでした。お話しをうかがって、改めて自身の姿勢のもろさに気付かされました。
反省し、明日から信じることに「挑戦」します。
前項のシンポジウムのパネルディスカッションで、株式会社ユーゴーの沼崎社長が、「私が捉えた(考える)テキスタイル・ケア」を話されました。がその内容は驚きでした。(以下、私自身が司会に気を取られていたので、正確ではありません)
テキスタイル・ケア、「格好いいじゃないか」「生活の臭いがしない」。自社の採用状況を見ていると、異業他社との競争で業界の非力を思わされることが多々ありました。こんな時、この業態を取り組むことによって、新たな方向が見えたような気がしました。
クリーニングがファッション産業の川下なら、川を昇っていこう。従来のクリーニング関連業種のようにこれを横に広げるのではなく、当社は立てに上がって行く方向を模索しはじめました。
思いました。この人は「視点」が違う。従って、その後の考え方も、取り組み方も違ってくるのだと。
今後とも、「沼崎周平」氏に注目です。
こういうさりげないアイデア商品を見るとうなってしまいます。日頃、トイレットペーパーがキレイに切られていて、その端が解らず爪を立てて探り、探せないとイライラとします。
このように凸状に切られたトイレットペーパーは、すぐに端が見つけられイライラせずにすみそうです。
出来たものをみれば「そう」ですが、考えれば解りそうですが、なかなか気づくものでないところがアイデアなのです。私達の仕事場にも、このような例はあるのでは、考えてみましょう。
写真2 トイレットパーパー・カッター |
先日、TCCで富山に出かけましたが、その折り「ますのすしミュージアム」に立ち寄りました。
そこで昼食をし、庭の立派なしだれ桜を拝見、御輿を見、「ますずし」の歴史を見せてもらいました。
帰りにトイレをお借りしました。食品メーカーです。さすがにキレイなトイレでした。キレイに作られていましたが、それ以上にキレイに手入れされているという感を強く受けました。