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サービスニュース-第51巻 第8号-2

2015年09月28日

時代は変わる・本屋も変わる

先日、JR大阪駅でサンダーバードの乗車までに時間が出来たので、駅に接続しているビル、ルクアイーレ9F「蔦屋書店」に行きました。
最近の本屋は、立ち読みどころか、座って購入前の本が読める。このようなシステムの書店があるのは「ジュンク堂」で経験済みでした。しかし、「蔦屋書店」には驚きました。
まず、ここが本屋なのか戸惑いました。本の並びが解らないのです。本棚の間に文房具が並んでいるのです。珈琲を飲んでいる人、食事をされている人、ビールを飲んでいる人がいるのです。
 

写真1 お食事中?
写真1 お食事中?
写真2 シャレタ文房具が
写真2 シャレタ文房具が
写真3 立ち読み
写真3 立ち読み

お店の人に聞きました、「文芸本はどこですか?」。案内のパンフレットを開いて地図上で示し案内をされそうになり断ると、指で方向を指しながら丁寧に教えてくれました。
 

写真4 蔦屋書店案内図
写真4 蔦屋書店案内図

パンフレットを見ると、靴磨きからアルコールが飲めるカフェ、ウェディングラボからネイルサロン、JTBから銀行のATMまで、本を中心としたショッピングスペースが展開されていました。
一度じっくりと探索をしに出かけたいと思いました。
 

写真5 蔦屋書店のサービス
写真5 蔦屋書店のサービス
写真6 蔦屋書店とテナント
写真6 蔦屋書店とテナント

こりゃ縮むでしょ

ワイシャツのボタンが着いている側の前立てが縮んでいるのを見ました。不思議に思ってよく見てみると、ワイシャツのボタン側の前立てに、別の帯状の布地が取り付けられていました。
ワイシャツの生地と糸の太さも、生地の状態も異なっていて、明らかにこの部分が縮んでいました。いかに、デザイン的にカッコ良いからと言って、少しはクリーニングのことも考えてほしいものです。
 

写真7 違う生地で造られた前立て
写真7 違う生地で造られた前立て
写真8 メーカーは
写真8 メーカーは

まだ使ってる!!

地球温暖化防止の点から、フロンガスは製造禁止になっています。確かに、使用禁止ではないのですが、珍しいので写真を撮りました。
クリーニング業界でも、フロン・R-113、フロン・R-11はドライクリーニングの溶剤として利用しました。
特に、バルクレンとして知られるR-113(F-113)は、冷媒の他に金属洗浄剤として多く使われたおかげで安価となり、クリーニングとして使いやすい、洗浄・回収時間が短い等から、広く用いられました。
しかし、クリーニング業界は、このフッ素系溶剤が地球温暖化の上から、製造禁止になるとともに、パークロロエチレンが同様のオゾン層破壊の恐れ、地下水汚染の原因と追及されたため、合成溶剤を使用することが少なくなり、先祖返りともとれる「石油系コールドマシン」へと移行しました。
我が国では、石油系溶剤ホットマシン→合成溶剤の使用という世界の流れから遠くはなれてしまいました。
 

写真9 フロン22
写真9 フロン22

解りません

写真は、JR中央線・中津川駅ホームで見た、乗車口案内です。これだけ解りにくい表示例を多く見せられると、日本の乗客はとても頭が良くて理解力がありこれで充分役に立っているのか、たまの利用者は不便さを受け入れなければならないのか、列車が入ってきたときによく見て乗るようにとされているのか、頭の体操を強いられているようで解りません。
いずれにしろ、JR職員はお客様のために乗車口を解るように案内する気がない、ことは確かなようです。
 

写真10 解りにくい特急品「しなの」の乗車口
写真10 解りにくい特急品「しなの」の乗車口

                               6両のとき              10両のとき         8両のとき             6両のとき
                                 3号車                     6号車                 4号車                     2号車
 

木のぬくもり

数年来、日本の「森林を守れ」と、いろいろな所で「木」を用いた試みがなされています。
第一「木のぬくもり」は金属やプラスチックでは得にくいものですし、環境問題を考える上でも、廃材の処理に苦慮するプラスチックよりも、腐敗・自然分解される「木」の方が好ましいと言われています。
  小さな例ですが割り箸は、輸入品ですと森林伐採の一助となるような「木」を使うな、プラスチックの箸を再使用しようとなるのですが、国産の場合は、間伐材の利用ですので多少高くはなりますが積極的に使って下さい。
同様に、我が国の森・林を守るためにも、あらゆる所で「木」の利用方法を試みているのです。
サンヨークリーニングさんの「木の工場」を見てから、最近見た「木」のいろいろに思いをするようになりました。チョットその一端を最近の写真から探し出して見ました。
 

写真11 講堂から庭を・床と椅子と屋根は木造
写真11 講堂から庭を・床と椅子と屋根は木造

竹中大工道具館にいった時の写真です。ここは大工道具館というのですから、古来の日本建築の造作に用いられたいろいろな道具を展示してあります。道具とその造作(模型)を見ているだけで幸せでした。
ここで、帰りに一休みしたのが写真の講堂です。建物は木と鉄骨とガラスを組み合わせたもので、木の床はぬくもりを感じました。
 

写真12 ベンチ
写真12 ベンチ
写真13 つばめの座席
写真13 つばめの座席
写真14 つばめの日除
写真14 つばめの日除

写真のベンチは、山陽新幹線・岡山のホームの写真だと思いますが、最近では待合室・休憩所のベンチ、レストランでも木の机が用いられています。
また、九州新幹線はいろいろな試みをされているようで、座席(写真13)や窓に付けられた日除けは、一瞬車内であることを忘れさせてくれるほど新鮮に感じました。また、最近九州新幹線はいろいろな特殊観光車両(七つ星等)を走らせていますが、その一つ「或る列車」(原新太郎氏の模型を原型としている)では、組み木細工の施された豪華な列車が走っているそうです。
「木」っていいですね、我が事務所は床、机、本棚が全て木製(一部合板)です。何となく落ちつきます。
改めて、「木」について考えさせられるこの頃です。

 

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