クリーニングのトータルコンサルティング
2015年09月28日
昼の集合、「腹が減っては戦は出来ぬ」、浜松とあって、集合場所は「うなぎの中川屋」でした。
☆印象
新工場の計画があり、「都市木造」という、木造の工場を建てること、空調・排熱に工夫をすることを発表されました。この時に、工場が稼働したら見学を、ということで今回実現したものです。
新工場ということで工場の作業量は少なく、本格稼働はされていないと言うことでしたが、当日は今回の見学に合わせてわざわざ作業を行っていただき、ありがとうございました。
工場での私の第一印象は「木造って良い感じだな」と思いましたが、N社長は第一声「工場内に湿気を感じない」と言われていました。
写真4 エブリ丸塚正面 |
写真5 店舗入口 |
☆工場概要(詳細は毛利レポートを参照)
・コインランドリー、クリーニング店舗(エブリ)を併設する工場で、工場総面 積約280㎡。
・工場設備は
設備機器 ボイラー 500Kg 三浦ボイラー
コンプレッサー 7.5DMA
空調機器 有圧換気扇吸気用 3台
ドライクリーニング ドライ機 16Kg 東精 2台
ドライ乾燥機 22Kg 東精 3台
乾燥ボックス 東精 2台
パンツトッパー 東信精機 1台
ズボンサンドイッチプレス 東信精機 1台
万能プレス 東信精機 3台
ランドリー ワッシャー 22Kg アイナックス 2台
乾燥機 1台
乾燥ボックス 1台
ワイシャツカラーカフス 三幸社 1台
同 スリーブ YAC 1台
同 ボディ YAC 1台
アイロン・アイロン台 1台
包装機器その他
☆空調概要
設計事務所・設計者より、木造都市の考え方、建築構造、環境・熱気排出の退所について説明がありました。
写真6 空調・環境設備適応図 人・建築設計所資料より |
☆工場の風景
木の柱を鉄骨と組み合わせて造られていました。強度の問題なのか、筋交いの角度を珍しく感じました。
床は、ドライ機、乾燥機、ワッシャーの周辺を除き、木をタイル状に敷き詰め、見た目も美しく、足元の感触は「やさしい」ものでした。
壁面は、空調の関係と思われますが通常の高さ(位置)には窓がなく、パネル(断熱材入り)で覆われていました。これを補うためと、換気・排気のために広く天窓が造られていました。
ドライ機、乾燥機の建物の造り、配置から、騒音防止効果があるように見えましたが、防音のための垂れ壁、排気管の熱気の排気のための小さな排気ファン等があるともっと効果が得られるような気がしました。
もうチョットコンパクトに並べても、という気はしましたが、ゆとりのあるレイアウトでした。
働いている方々の足下を見ると、全員がスニーカーをキチンと履かれて、働きやすそうなのが印象に残りました。
☆見学の風景
工場の説明とは別に、設計者の方から建物の作り方、空調(熱排気)の処置について説明がありました。
写真24 説明に聞き入るメンバー |
写真25 野田氏も一緒にメモ? |
写真26 リブレ・丸塚工場でのTCC見学会集合写真 |
☆野田さま、快く見学を引き受けてくださり、ありがとうございました。この工場 が一層の飛躍となることをお祈りいたします。