クリーニングのトータルコンサルティング

サービスニュース

サービスニュース一覧

サービスニュース-第51巻 第3号-2

2015年05月01日

サービスってなんでしょう

サービスという言葉の解釈は、奉仕(ボランティア)、接待、生産業務以外の業務等々いろいろとあります。
「サービスとは、社会に有用な無形の生産(三省堂)」とありました、私は、「お客さまにサービスによる有用性(満足感、お得感、優越感)を与える」ことがサービス業と考えています。
私達は、この業界で競い合っているのだという意識が必要なのです。

最近のトイレ事情

数年前にもトイレの話を取り上げ、その時は、トイレの位置(建物などの何処)に注目しました。
大昔、私の子供の頃は、駅のトイレといえばホームの端と決まっていました。さすがにそのような例は少なくなりましたが、それでも欧米で見られるように建物の真ん中近く(アメリカのクリーニングの展示会場では本当にど真ん中にありましたし、サンフランシスコの空港では中央階段の下にありました)とは行かないようです。
さらに、駅、空港等では大きな荷物を持っている場合が多いのに、トイレに行くのに階段が用意されているのを見るに付け、『トイレって作ればいいのってなもんじゃないでしょ』と言いたくなるのです。『君ら(設計者)にはサービスという考え方が無いのか』と、問いたくなります。
写真1は、上越新幹線・新潟駅のトイレ。大きなバッグを持って出て行かれた人がいましたが、階段では一仕事の用でした。
新幹線のトイレでは、まだまだ階段のところも多いようで、特に早くに作られた線では階段の所が残っています。山陽新幹線・岡山駅のトイレも先頃改装されて平らになりました。
ただし、在来線の駅ではまだまだ階段を昇らないとトイレには行き着かないところが多くありあます。
写真2は、横浜・みなとみらい線の駅のトイレですが、トイレの前に1段の段差がありました。
写真3は、佐賀空港のトイレですが、さすがに空港のトイレで段差のあるところを見ることはありませんでした。また、空港のトイレの位置は解りやすく多くの場所に設置されています。
 

写真1 上越新幹線のトイレ
写真1 上越新幹線のトイレ
写真2 あと・段差1段
写真2 あと・段差1段
写真3 さすが・佐賀空港のトイレ
写真3 さすが・佐賀空港のトイレ

写真4は、羽田空港ANAラウンジのトイレですが、キレイなタイル張りで、個室もゆったりしていてひと味違います。特に羽田空港のトイレは多く、出発ゲートの2~3カ所に一つ程度用意されているようです。
写真5は、サンフランシスコ空港のトイレです。
  写真6は、JR神戸線・摂津本山駅のトイレです。最近見た中では一番気に入りました。在来線のトイレとしては広々としていました。手洗いが中央にあるチョット変わったレイアウトでしたが、とても斬新に感じました。
 

写真4 空港ラウンジのトイレ
写真4 空港ラウンジのトイレ
写真5 サンフランシスコ空港のトイレ
写真5 サンフランシスコ空港のトイレ
写真6 JR摂津本山駅のトイレ
写真6 JR摂津本山駅のトイレ

ホームの駅名掲示

最近気になることの一つに、駅のホームで見る駅名の掲示が少ないことです。電車に乗っていて、電車が停止したので「何処かな」と外(ホーム)を見るのですが、何処にも表示(掲示)が見つからないのです。都会の電車ですと、車内・ドアの上部に表示がなされるのですが、在来線の多くはこのようなものは付いていません。
車内放送を聞いていればよいのですが、うとうとしていると多くの場合聞き損ねるのです。さらに、在来線の場合、駅の中央に1~2カ所しか駅名表示が無いので、列車が走り始めてからでは駅名が読めないのです。
そして先日、新幹線広島駅のホームで見渡してみると、見える範囲に駅名の表示が無いのです。この時は、広島からの乗り継ぎでしたから困らないものの、非常に不安に駆られるのです。
乗せていただいているだけでありがたい、と思わなければならない私が言うのも何ですが、もうチョット「サービス精神があっても良さそうなものなのに」と思うのですが。
先日の、特急列車の車内販売・自動販売機の撤廃問題と云い、「儲からないことはしない」、そこには公共交通という考え方も、お客さまのために(競争の無い中では)という考え方も必要が無いのです。
 

写真7 ホーム中央を見る
写真7 ホーム中央を見る
写真8 ホーム左側を見る
写真8 ホーム左側を見る
写真9 ホーム右側を見る
写真9 ホーム右側を見る

何が観光立国??

写真10は、山陰線で出雲市から米子にむかう途中、宍道湖を撮したものです。風景を邪魔しているのは電線です。
送電線(おそらくこれ)なのか、電話線なのか、鉄道の回線なのかわかり、解りませんが、宍道湖を見ようとすると、一番手前に電線となるのです。
「観光立国?」。本当にこのように考えるのなら、テトラポットで守られた国立公園の島々や電線に飾られた景観をなくすことが先のような気がする
のですが。
 

写真10 電線と宍道湖
写真10 電線と宍道湖

アイデアですね

先日、ホテル東横インのロビー角に、鈴の付いたネットに保護されたカバンを見ました。
ネットで、旅行者のカバンを覆っておき、盗難予防をする処置はよく見ますが、これに鈴を付けておくのはアイデアですね。
『目を離した隙に』、とは起こりそうなことですが、これに鈴を付けておいておけば、何かの時には気付きますし、いたずらで出来心という行為もを押さえ込むことにはなりそうです。
 

写真12 保護ネットと鈴
写真12 保護ネットと鈴

ホテルのエントランス

あるホテルのエントランス、写真13は外から見た情景です。車回しがあり入口があります。
しかし、これをホテルの内側から見ると、車回しの外にパイロンが置いてあり、車が入れないようになっています。これを見ると、ホテルに客を迎えに来た車は、路上駐車を余儀なくされます。
車回しがないのならいざ知らず、これを塞いでわざわざお客さまの昇降を路上でさせるというのは、どんなサービス精神なのか考えさせられました。

写真13 ホテルのエントランス・外から見たところ
写真13 ホテルのエントランス・外から見たところ
写真14 ホテルのエントランス・内側から見ると
写真14 ホテルのエントランス・内側から見ると

ページトップに戻る