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サービスニュース - 第50巻 第3号-1

2014年04月01日

”リネット”緊急報告メモ

今、話題のネット通販クリーニングの「リネット」に私の衣服をクリーニングに出してみました。本報告はその結果です。

結論;クリーニングとしてはひどい出来上がりです。当事務所近隣のどこのクリーニングよりも「ひどく、安売りといわれる「きょくとう」「じゃぶじゃぶ」商品でも、着用出来ないとは感じませんでしたが、これは「ひどい」と思いました。

  1. ワイシャツは、このままでは着用出来ない状態です。
  2. セーター、ズボン、上着はどれ一つシミが落ちていませんでした。
  3. 上着が縮んでいました。

 

本報告書は、ネット通販によるクリーニングを批判する目的で、出したものではありません。
もともとクリーニングが出される機会が増えることは、市場の拡大につながり、ネット通販、
電話によるデリバリー、カバン・ロッカーによる販売等々、
あらゆる方法が業界活性化につながると考えているのです。

 

受発注;
4月25日午後 インターネットで申し込み、クリーニング商品を箱詰め
      夕方  発送(着払いシールを持ってヤマト運輸が来社)
4月28日早朝   品物の受け取り、検品完了のお知らせ(メール)
4月28日午後   商品発送の案内(メール)
4月30日納品  当事務所商品受け取り

クリーニング商品と価格
コート         2,160円
ジャケット        929円
パンツ           616円
セーター3点   1,847円
ワイシャツ2点    713円    (プレミアム会員150円/枚/税抜き)
スカーフ        875円
ネクタイ        616円
───────────     
合 計        7,756円
価格は送料込み、消費税込みです。

 

◇クリーニング加工詳細

1.納品された箱を開けた状態

規格の箱を利用しているので、配送中に商品が踊っていたのではないかとうかがわせるような状態でした。(写真1)ハンガー物は折りたたんで入れてあり、その折られる内側に筒状の紙が当てられていました。しかし、紙の入れ方はお座なりでした。

 

 

 

2.ワイシャツの仕上がり

襟は折り返しがキチンしておらず、ネクタイを締める方が最も嫌がる状態です。また、タタミの一部がふくらんでいるので開いてみると、写真3のようにカフスが真ん中で折れてたたまれていました。まさに、このままでは着用にたえない状態です。

※以下詳細は「毛利レポート」をご参照下さい。

TCCはウォシュ&ホールドに行きました

5月20日TCCは、「知る人ぞ知る専門店・Wash&Fold」に見学へ行きました。
代々木店、議員会館内の取り次ぎ店、本店を見せていただきました。山崎社長に丁寧な説明を頂きながらの見学で、いろいろな意味で大いに刺激を受けたようでした。
クリーニング業者の大半が、長年の市場規模の縮小から、クリーニングそのものの将来に希望を見いだせない中、クリーニング業者でない方から見たら『面白い市場』と見えるようで、同じ市場を見ても、切り口が異なればこんなにも違って見えるのかと思いました。
店舗は、半分がコインランドリー、半分が洗濯代行(クリーニング)で売上比率はコイン(2)、洗濯代行(4)、クリーニング(4)とのことで、本店の売り 上げは500万円/月とのことでした。コインランドリーの売り上げで家賃が負担できるように考えている、という話でした。詳細は「毛利レポート(6月中旬 予定)」をご参照下さい。
中でも、感心させられたのは、アプローチの仕方が変わるとこれほど商品の回転は良くなる。ということでした。
考えてみれば、我々クリーニングの店舗内の出来上がり商品在庫、半分以上が2週間以上2ヶ月というような状態です。2~3日以内の商品の引き取り率は60%に満たないと考えられます。
これに対して、この店の商品はすべてが3日以内と思われるのです。逆に考えれば、3日以上の商品はないのです。
従って、月商500万円というのに、店内は予想外に整理されスッキリしていました。

写真は従来のコインランドリーとはひと味違う店舗デザインで、外観はシンプルにスチール製の窓枠とコンクリート、内装は床、壁面がウッドという作りでした。

店内は、天井は打ちっ放しでダクトが見え、ポップは必要最小限の案内ポスターだけ、余計な物は一切なしでした。

☆大人数で押しかけ、ご無理をお願いしましたが、長時間にもかかわらずお付き合い頂きまして本当にありがとうございました。

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