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サービスニュース-第56巻 第5号-2(ウィキペディア Wikipediaを盲信しないで)

2020年05月01日

ウィキペディア(Wikipedia)を盲信しないで

昔、福村さんに表題のように言われ「何かに記する場合には、今一度書籍などから確認してからにしなさい」と教えられました。その後、松居さんからも同様の事を言われた記憶があります。
この事を言われて直ぐに「ドライクリーニング」を調べたところ、あまりに酷い解説なので書き直しにトライしたことがあるのですが、何回か失敗して訂正を諦めました。
「キーマカレー」とはどんなカレーかご存じですか。私が前々から気になっていたのが、カレー屋さんの看板にある「キーマカレー」です。身近な人に聞いても「挽肉のカレーのことじゃ無いの」と言うので、ウィキペディアで調べ「インドカレーの一種、挽肉を使ったカレー」、私もそのように思っていたのです。
しかし、先日どこかのテレビ番組で、「ドライカレーにはインドカレーの一種・キーマカレータイプ、と日本で作られるようになった炒飯タイプとピラフタイプの3種類があるの」と言われているのを聞いて、急遽調べ直しました。
確かに「キーマ」とは、細切れ肉と言う意味で、キーマカレーとは「具材・肉(鳥、羊、豚肉)や野菜を細かく切って作ったカレーの事を指す」が正しいようです。
ウィキペディアは、嘘では無いですが不正確だったのです。
ドライクリーニングの項はどのようになっているか(ウィキペディアは、随時、加筆訂正されているので)、訂正されているのではと期待して開いてみました。恥ずかしい限りです。誰か、訂正するテクニックをお持ちの方は訂正してください。
以下は、ウィキペディアの概要のコピーです。

ドライクリーニング(英語: dry cleaning)とは、乾燥洗濯(かんそうせんたく)の意味で、洗剤を溶かした水の代わりに工業ガソリンなどの有機溶剤を使って洗濯することをいう。 なお、ドライクリーニングを専門に行っている業者はクリーニング業法の「クリーニング業」とされ、都道府県知事への届出や確認など法的な規制を受ける。
ドライクリーニングの歴史は大まかに1800年代に始まり、現在の石油系溶剤のドライクリーニングは1855年ごろ、フランス人の染色業者ジャン・ジョリ(Jean-Baptiste Jolly)が、こぼしたランプの油(カン フェン)がテーブルクロスの模様を消すことを偶然発見したことが始ま りとされる。日本では白洋舎が初めて行ったとされる。その後、石油系溶剤の可燃性により第一次世界大戦後、一時的な政府規制が発令されたころ、塩素系溶剤のドライクリーニング
が考案された。


せめて、以下のように             
直して欲しいものです

 

・ドライクリーニング(Dry cleaning)とは、揮発性溶剤(石油系溶剤、合成溶剤)で衣服を変形(伸び縮み、風合い変化)させないで洗う方法です。
・ドライクリーニングは、1820年頃、フランスのお仕立・しみ抜き屋さんのジョン・バプティスト(ジョリー・ブレン)が始められたとされ、一方アメリカでは、同じ頃、お仕立・しみ抜き屋さんのトーマス・ジェニングスが「ドライスカワリング」という名で特許を得ています。(両者とも、それ以前は自分の仕立てた衣服のしみ抜きのため、秘伝としていたもののようです)
これが、1855年のパリ万博に、ジョリー・ブレンの娘婿がドライクリーニングショップを出展して、一躍有名になりました。
・ドライクリーニングの語源は、珪酸アルミナ(粘土質)に去勢牛の胆汁(界面活性剤)を混ぜたものをシミに塗り、海綿(天然のスポンジ状のもの)で乾くまで擦って綺麗にした。しみ抜き用語の転化したもので、必ずしも現在の洗浄方法を表すものではありません。
・クリーニング業を始めるに当たっては、クリーニング師の免許(国家試験)が必要となり、クリーニング業法にもとずく届け出が必要となります。

 

伝える

車内の優先席、電車の整列乗車の告知のように、誰が指示・指導するのでは無く「判って頂く」のはとても難しいことです。
先日、六甲ライナーの乗車口で写真のような絵を見つけました。すいているときでもキチンと並んでいるのを見て「すごい」と感じました。

 

写真2-1
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写真2-2
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写真2-3
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繊維の宝石 ビキューナが300頭

4月25日、世界遺産を特集している中で、ペルーの高地民族の人が普段は放牧されているビキューナを集めて、毛を刈り取る絵が紹介されていました。とっさにスマホで取りました。
繊維の宝石と呼ばれる「ビキューナ」が集められる、壮観な絵でした。

写真2-4
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写真2-5
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写真2-6
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写真2-7
写真2-7
写真2-8
写真2-8
写真2-9
写真2-9

写真2-7は、刈り取られていくビキューナの毛、写真2-8,2-9は、バリカンで毛を刈られている様子。今まで、私は毛は梳いて取ると思っていたので、バリカンでとは初めて知りました。
一時は、絶滅とまで言われたペルーのビキューナですが、同じ山系のアルゼンチンからの譲渡により、これを繁殖させて今日に至っていると聞いています。
こういう繊維が、普通に扱えるクリーニング店であって欲しいのですが、
実際には、多くのクリーニングでは水分管理、脂肪酸濃度の管理不足から逆汚染が心配されます。

 

「鰯」和製漢字って知ってました?

浅学で、クリーニング以外全く知らないとは自覚していましたが、「鰯(いわし)という漢字が、日本で始めて造られた和製漢字で、国字、和字とも言うのだそうです。
同様に「峠(とうげ)」等があるそうですが、基本的には訓読みなのですが、中には「働(はたらく・ドウ)」のように音読みがあるものもあります。
和製漢字150種というのを見ましたが、半分程は読めませんでした。以下に、綺麗だと思える国字を抜粋して見ました。
「躾」 「凪」 「凩」   「俤」   「喰」 「糀」
しつけ    なぎ   こがらし  おもかげ    くう     こうじ

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