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サービスニュース-第56巻 第4号-3(おとぎ話・地方創生のための航空ネット案)

2020年04月02日

昔から、色々な事に、聞いたこと、考えたこと、アイデア、夢のような話、出来もしない話等々述べてきました。しかし、大半が散逸しています。しかし、今振り返るとメモを残しておけばと思う事例も多々あるのです。
このように思い、思い出せること、短いメモが残っているものを書き残しておこうと思いました。

 

地方創生のための航空ネット案

おとぎ話

1.航空ネット案
北米大陸経由の旅客航空機は、千歳空港と仙台空港を受け入れ空港とする。南米路線の受け入れは成田空港、ロシア経由の路線は新潟空港で受け入れる。アジア圏の路線は沖縄空港、福岡空港、大阪空港で受け入れる、ヨーロッパ圏の航空機は中部国際空港で受け入れる。オーストラリア、ニュージーランド圏の旅客航空機は鹿児島空港で受け入れる。中国、台湾、韓国の旅客航空機は東京、千歳を除けばどの空港でも受け入れる。事情によっては四国に国際飛行場を整備することも考えられます。
東京空港の空いた路線は、国内ネット(地方との路線拡大)の充実をめざし、原則国内線のみとします。あとは、特別機(各国からの外交)、貨物、国内航空機、チャーター便のみとする。
※何処の空港が、何処の路線を受け入れようが、要は日本中で分散して受け入れるというこ とが狙いです。
地方に一旦受け入れてから、航空機、新幹線、バス、レンタカーを活用して国内旅行に行くようにします。


2.目的
観光立国というのですから、国を挙げて受け入れ体制を整えるべきで、東京、大阪、京都、等々一部地方だけが潤うような事を放置しておくのは、政府としての怠慢です。
外国からの流入を地方に分散して受け入れる事によって、あとは放っておいても地方は活性化します。このようにして地方が活性化すれば、ますます地方のインフレ整備が必要となり、従来のように不必要な投資だとか、費用効果の出ない施設だとか言われないで済むのです。
例えば、北海道の鉄道でも、チョット他のJRからのアイデア、車両の貸し出し等をうければ、黒字にする事が望めるのです。
地方創世と政府はかけ声ばかり、地方自治体や民間がした事をチョット後押しして「やった、やった」と言っています。このようなやり方では、アイデアの出た地方・民間施設だけが少しすくわれるので、本質的に地方に力が付いたとは言えないのです。
本当に政府がやるべき事は、国でしか出来ないことを考え、実行することです。


3.お金の配分
このようにした考え方をもとに整備された交通網は、従来の人の流れを一変させると思います。人の流れが変われば、これに伴う設備投資が行われ、お金の動きも異なって来ます。
地方交付税は、本来地方の税収入とすべきものを、地方財政の偏重を防ぐという目的のために行われている制度です。しかし、今よりも地方に税の収入が見込まれるとしたら、本来の方式に近づけることが出来るのです。
ここで上げる、国際航空路線の受け入れがその大きな柱となるので、受け入れ空港と現在の行政の地を核にして経済圏を構築しなおすべきだと思います。道州制が合うような気がします。


4.問題点
航空路線には「以遠権(正しい?)」と云うものがあり、日本がこのような受け入れをすると言えば、外国都市での以遠権を失うかも知れません。これにより日本航空、全日空に一時期多大な損害が生じるかも知れません(政府が責任を持って、再整備できるまで保証しましょう)。
東京空港も一時的には、不利益を被るかも知れませんが、今まで以上の国内線の顧客は増大し、国内路線の拡充は充分採算の取れるものとなるはずです。また、チャーター便は増大すると考えられます。


5.終わりに
この話は、私が40歳ぐらいの時に、地方創生などと言う言葉が出来る遙か前に、地方の疲弊を感じて考えたものです。ただし、今回まとめるに際してアイデアを現在風に置き換えて記したものです。
何が言いたいかというと、人間の粒が小さくなりすぎて、夢が無いのです。大風呂敷を広げる”やつ”がいないのです。
今現在、世界に通用するようなでっかいやつはいるのです。アーティストであれ、建築家であれ、医学の世界でも、科学の世界でもいるのです。でも私達の下の世代に見えないのです。
若者が閉塞感を感じているのは「社会が悪い」などとうそぶいているやつの話を聞く気はありません。自身の足で歩こうとしないやつを弁護する気はありません。
何言うてまんねん。俺について来んかい! こんなやつおらへんか。

 

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