サービスニュース-第56巻 第4号-1（さすがに早い・国民政策金融公庫）

新型コロナウイルスの影響で、売上の減少を見ない会社は無いと思います。さらにこの影響が資金繰りに影響を与えている会社も多いと思います。
こんな時の一つの方法に、国民政策金融公庫からの融資があります。先日、ある会社が、国民政策金融公庫融資を受けました。
その様子が以下のようです。３月中旬に融資を電話で申し込みました。

①３月１２日、電話で融資を申し込みました。
②３月１５日、申し込み用紙が郵送されてきました。
③３月１６日、夕方申込用紙に記載、返送しました。
④３月２１日、用紙を受け取り、担当掛かりに渡しましたと連絡がありました。
⑤３月２２日、内容について確認の電話がありました。
⑥３月２５日、融資が決定したと連絡がありました。
⑦３月２８日、お金が振り込まれました。
※５年支払い、金利０．４６％。

途中、３月１３日、申込用紙を送りました。記載見本の用紙が付いているので、申込用紙に記載漏れ、誤りが出ないように、これがあると融資が遅れるのでと電話で注意を促されました。
３月２２日、昨年度と今年度の２月の売上、比較数字の提出を求められました。同日FAXで送りました。
以上の様に、電話の問い合わせから１６日、申込用紙の郵送から融資の許可がおりるまで９日、実際に入金されるまで１２日間、と云う話をお聞きすると、ものすごい早さで処理されたと思います。
後々、中小零細企業への支援金の話が出てくると思いますが、額が判らないのですから先に融資を受けておいて、支援金が充分得られたら融資を返金すれば良いと考えるのですが。

私が、ワイシャツのクリーニングテストの中間報告として「不良品率」が高い、何とか改善をと力説しても、”ウチは違う”と他人事のように聞かれる方がほとんどです。
しかし、テストしている会社の中には、評判の良い会社も含まれているのです。決してアナタの会社が別とは思えないのです。
アナタの会社のワイシャツも一緒なのです。
是非一度、今回の企画に参加されて、自社の評価を外部から受けてみてください。

過去２回実施しました、ワイシャツのモニタリングテストですが、自社の現状を知りたいので、テスト（モニター形式）を再開してはとの話がでたので実施案を下記のように計画しました。
ご自分の会社のワイシャツがどのような商品であるのか、客観的な視点でみるために是非ご参加ください。尚、過去に参加された方で、過去のデータを希望される方は連絡をください。
 

プランＡ    テスト費用 ９８，０００円
（新品１０回）購入シャツによる新品のシャツからのテスト
　 　     ・フラシ芯のシャツ 綿１００％（１２，０００円）
               ・接着芯地のシャツ 綿１００％（１２，０００円）
               ・ワイシャツの宅配費用 ２，４００円×１０＝２４，０００円
               ・テスト計測費用 ５，０００円×１０回＝５０，０００円

プランＢ    テスト費用 ８４，０００円
（既品１０回）当事務所で用意してあるシャツによるテスト
                ・フラシ芯のシャツ 綿 １００％（５，０００円）
                ・接着芯地のシャツ 綿 １００％（５，０００円）
                ・ワイシャツの宅配費用 ２，４００円×１０＝２４，０００円
                ・テスト計測費用 ５，０００円×１０回＝５０，０００円

プランＣ   テスト費用 ７９，０００円
（既品１０回）当事務所に用意してあるシャツによるテスト
                ・フラシ芯のシャツ 綿 １００％（５，０００円）
                ・ワイシャツの宅配費用 ２，４００円×１０回＝２４，０００円
                ・テスト計測費用 ５，０００円×１０回＝５０，０００円

プランＤ 　テスト費用 ８６，０００円
（新品１０回）購入による新品のシャツによるテスト
　　　　　 ・フラシ芯のシャツ 綿 １００％（１２，０００円）
                 ・ワイシャツの宅配費用 ２，４００円×１０回＝２４，０００円
                 ・テスト計測費用 ５，０００円×１０回＝５０，０００円

プランＥ   テスト費用 ４９，０００円
（新品５回）  購入による新品のシャツによるテスト
                ・フラシ芯のシャツ 綿 １００％（１２，０００円）
                ・ワイシャツの宅配費用 ２，４００円×５回＝１２，０００円
                ・テスト計測費用 ５，０００円×５回＝２５，０００円

プランＦ  　テスト費用 ４９，０００円
（既品５回） 購入による新品のシャツによるテスト
　　　　　 ・接着芯のシャツ 綿 １００％（１２，０００円）
                 ・ワイシャツの宅配費用 ２，４００円×５回＝１２，０００円
                 ・テスト計測費用 ５，０００円×５回＝２５，０００円

プランＧ      テスト費用 ４２，０００円
（既品５回） 当事務所に用意してあるシャツによるテスト
                ・接着芯地のシャツ 綿 １００％（５，０００円）
                ・ワイシャツの宅配費用 ２，４００円×５回＝１２，０００円
                ・テスト計測費用 ５，０００円×５回＝２５，０００円

※テストB，C，Gは、当事務所の在庫シャツ数にて終了とします。
※テストは、受渡の中継（宅配による受渡）店舗を決めていただき、この店を通して 行います。
※フラシ芯のシャツは鎌倉シャツ、接着芯のシャツはフェールムラカミの仮接着芯のシャツ

  （機械でキレイに仕上がると云われているシャツ）を使用します。
※テスト内容は、添付の別紙を参照ください。
※あくまでも、クリーニングの結果テストですので、会社の事情、工場の事情は考慮しません。
※費用は全て税別価格です。
※お申し込み後、宅配受渡の店舗を話し合います。
※シャツは、当方の着用者に合わせて製作依頼をします。
※テスト終了後は、必要ならばシャツはお渡しいたします。

以下は、サービスニュース号外として公表した「新型コロナウイルス」への対処を記したものです。多くの方々から問い合わせがあり、活用をされたようで、再掲載をする事にしました。また、関連ニュースをNo.５６－４－３に掲載しました。

クリーニング業として、現在の新型コロナウイルスに対してどのように向かい合って行くべきなのか考えて見たいと思います。
必ずしも新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスと同じとは言えないでしょうが、ウイルスの形態ということに関しては類似のものと考えられるはずです。 この事から、金属、ビン、プラスチックに付着した場合と違い布地に付着したウイルスの寿命は極端に短いと考えられます。
従って、今飛沫を浴びたというような衣服を除けば、衣服からのウイルスの感染はほぼ無いと思われます。過去にも衣服が感染源になるというような例を聞いたことはありません。

◆私達が考えるべきことは二つです。
・クリーニングはウイルス対策として有効か
クリーニングの処置という観点から見れば、ドライクリーニングの洗浄は、付着した汚れの除去には大変力があります。多くの汚れと一 緒にウイルスも除洗されると考えられます。また、溶剤乾燥工程では、 ６０～８０℃の熱風で処理されますので、ウイルス除去効果は上がると考られます。
ランドリーは洗浄力が強いので除去出来ると考えられます。 ワイシャツ、白物は漂白という行為でさらに強力な効果が重なります。
さらに、仕上時にはドライで、１０５℃以上、ランドリーで１５０ ℃以上の熱で処理されますので、ウイルスの活性は無いと考えられます。
｟クリーニングはウイルス対策として極めて有効です｠

・店頭での対応
カウンター担当者への説明。店舗で注意すべきは、商品からの感染はほとんど考えられないので、お客様との接触です。店舗でのお客様との対応は、①直接お客様と接触しない。②お客様毎に手洗い、または、 消毒をする。③換気をよくする。④加湿をする。等が必要な対策といえそうです。
※商業クリーニングで用いる漂白剤は、多くが過炭酸ソーダ、過硼酸ソー ダ、加酸化水素水です。次亜塩素酸ソーダは薬用が強すぎるのであまり用いません。ランドリー専門工場、リネンサプライ工場では、用いることも多いです。
※家庭で次亜塩素酸ソーダ（キッチンハイター等）を用いるときは、希釈の濃度（０．０５％程度）を間違えないようにしてください。肌荒れ、 布地の脱色等が 起きる可能性があります。使用後には、必ず他の布でから拭きをしてください、 放置すると、錆の原因となります。
一度作ったら使い切ってください、また、絶対に直接手に触れないよ うにしてください、肌荒れの原因ともなります。

※写真は、ハンガリーの研究機関が上げた、インフルエンザウイルスの 生存率です。これは、浮遊させたウイルスの生存実験のデータですが、 新型コロナウイルスは空気感染はしないと云われていますので、このデータよりも生存率はもっと低いと考えられます。
※また、アメリカの疾病対策センターの研究では、新型コロナウイルスの生存率は 金属の表面で２時間程度、プラスチック（最大７２時間と云う実験結果もあるそうです）ではこれ以上になると言われています。
◇これらの事から、ものを触った手は、一度洗うまで顔に触らないようにする。ものを触った後は必ず手を洗う。このようにして直接の接触、金属、ビン、プラス チック等に付着したものからの感染を防げば、あとは、加湿と換気が大きな要素となりそうです。
　　　　　　　　　　　　”一日も早い収束を祈るばかりです”