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サービスニュース - 第50巻 第5号-1

2014年08月01日

SWASHについて思うこと

10分間で衣服をリフレッシュする家電 SWASH、P&GとWhirlpoolが開発。1台499ドル。(au未来研究所)

1.使って見てはいかがですか

これ業者が使うと思わぬほど利便性の高いものだと思いませんか。実際に見たこともさわったことも無い機器ですので、早計に過ぎるかも知れませんが、ミストクリーニングを使っている立場から言うと、思わぬほど汎用性のある機械ではないでしょうか。
もっとも後述しますがドライクリーニングとして考えると、つまらぬ結果となりますが、衣類のケアという点から見るととても魅力的です。
①前処理・シミ抜きを確実にして、ミストクリーニングとして使う。
②必要に応じて補正仕上げをする。
この2点をこなせば、従来「洗えません」と断っていた、ドライしたい顔料製品、ラインストーン、ビーズ、スパンコール、ビニールレザー使用製品等々に対処できるのでは無いでしょうか。
大いに検討に値すると思うのですが!!!!

 

2.SWASHを検索すると

SWASHをインターネットで検索すると、いろいろな所でヒットします。使用されている写真は同じようですので、これはP&GかWhirlpool(ワールプール)から提供されたものと思われます。
しかし、そこで使われているキャッチフレーズは大いに異なっています。 AOKIからヒットしたのが一番ひどく『たった10分でドライクリーニングが出来 る』となっていました。さらに、・・・「前略・わずか10分間で衣類のドライクリーニングが出来る次世代衣類ケアシステム・・・」後略。
auのSWASHでは『10分間で衣類をリフレッシュする家電・・・』となっています。さらに・・前略・お出かけ前に短時間で衣類をケアします」。
前者は、業法の・・・クリーニングは水または溶剤を持って・・・に抵触しそうです。

新JISの表示問題の本質

ISO表示との整合化に一応の結論が得られ、周知、実施の段階を向かえました。
これに従って、業界の対応が迫られているのですが「表示の見方」「お客さまへの説明」「ウエットクリーニングへの対策」等が話題になっているようです。
業界が活気づくことは大変喜ばしいことなのですが、振り返って今まで充分(標準的)なクリーニング(シミの見過ごし、溶剤管理不足、仕上げの手抜き)が出来ていないのに、本当にこの問題を自分たちの伸長の足がかりに出来るのでしょうか。
今度のことで、アパレルはクリーニングについて、又クリーニングケアについて勉強されると思いますが、私達はそれに応えられるだけの勉強をしようとしているのでしょうか。
猛反省をお願いします。

続・人がいなくて

最近、外食産業が「人がいなくて、店を閉めざる終えない」と報道されていますが。
これって本当なの?。労働条件が劣悪でその手の訴えを起こされ、このために人がいないという結果が生まれた。この会社の話なら解るのですが、似たよう外食産業やコンビニエンスストアでは、閉店もされていますが出店も盛んです。
このことは「人がいない」という理由を楯に、来るべき市場の縮小を考え、体力の強い店作りをと統廃合をしているのではないかと思うのですが。これは、うがった考えでしょうか。

ついでにひどい言葉を見つけてしまった

 

広辞苑(第六版)で「ドライクリーニング」を検索していたら、「ドライ」の項に、③ドライクリーニングの略。-クリーニング水に浸さず、化学溶剤を使って行う洗濯。乾燥洗濯。とありました。
『乾燥洗濯』ってなに?広辞苑の造語?広辞苑って字を作っても良いの。
これは、ドライクリーニングの語源であるシミ抜き用語、「シミ抜き剤が乾くまで擦った」に由来する事を知らないで作られた造語のようです。
広辞苑ともあろうものが、英語「DryCleaning」Dryを直訳語しちゃったの?語源もしらべず、出典もハッキリとしない用語をなぜ?
それにしても、全ク連も全協もだれも気付かなかったの。

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