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サービスニュース-第56巻 第3号-1(ある会社の事故統計)

2020年03月03日

ある会社の事故統計

 

 

下の表1.は、先日「クレイワーズ」の見学会で、C社が公表してくれた昨年の事故統計です。皆さんはこの統計表を見てどのようにお感じになりますか。

 

表1.C社の昨年の事故統計表
表1.C社の昨年の事故統計表

※C社は、金額表も見せてくれたのですが、金額は事故数に比例しないので、ここでは取り上げません。
 

私はこの表をみて、以下のように感じました。
1)事故件数が少ない。一般的なクリーニングの統計として知っている 数字と桁が違うと感じました。
2)キチンと仕事をすると、こういう結果を生ずるのだと思いました。
①入出荷チェックの結果、不明品の事故が見当たりません。
②ドライ品の前処理の結果、傷、破損の事故が極端に少ない。
③溶剤(365LIVE)を使用、溶剤による収縮、風合変化等の事 故の発生がありません。
注)ワイシャツは、検品をしていないので、破損が入荷以前からのものなのか、作業中の事故なのか、内容が分かりません。

 

クレイワーズ出航です

令和2年2月6日(木)、若手クリーナーの集まりとして作られた上記の会合が始動しました。
徳田さん、佐藤さんの声かけにより集められ、TCC(会長露木さん)の賛同・バックアップを受けて会は発足、同日会合をもち船出をしました。
会は、始めに発足の佐藤さん、徳田さん、川村さんの話で、発足に至った経緯を話され、露木さんが会の意図、一応の方向性を話されました。会は、2年目以降は会自身で方向性を定めてほしいと会長、幹事、会計が選出されました。
その後、私の「クリーニングの理論と実際」のオリエンテーションとランドリーとドライクリーニングについて話をしました。

 

写真2-1 久々の座敷での研修会です
写真2-1 久々の座敷での研修会です
写真2-2
写真2-2
写真2-3
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写真2-4
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その後、魚料理「遠州屋」で懇親会が持たれました。

 

写真3-1
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写真3-2
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写真3-3
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聞き手の反応が良かったので、久々に熱の入った話をさせてもらいましたが、意図は伝わったでしょうか。時に、私の熱意が話の邪魔をすることがあるので心配です。
 

気温室温の違いと湿度の話(冬編)

毎朝、外気温と湿度、室内温度と湿度を測定していて、気付いたことがあります。
この時期(冬)、屋外と室内での温度差・湿度差は、ドライクリーニングにどんな影響を及ぼすのか。と考えると、工場が外気温に近い工場と、室内温度が既に高い会社では対応が異なってきます。

 

4-1 気温と湿度、室温と湿度の表(冬)
4-1 気温と湿度、室温と湿度の表(冬)

ピックアップしてグラフを見てください。
 

4-2 屋外の気温・湿度と室内の気温・湿度の違い
4-2 屋外の気温・湿度と室内の気温・湿度の違い

このグラフでは単純に、外気温に対して室内温度の上昇分だけ湿度は下がっていると云えます。
このため、冬の朝、工場内の温度が外気温よりかなり高ければ、工場内の湿度は低いと云えます。(グラフでは10℃~13℃程度の開きで、湿度は35%程度から50%以下を示しています)従って相対的に溶剤中の湿度も低いと解釈できます。
しかし、朝の内、外気温が変わらぬような工場では、半数以上の日が湿度75%を越えています。この事は、溶剤中の湿度も75%を超えている事を示し、収縮の起こりそうな衣服の洗浄には対策が必要となります。


※早朝の洗浄には、湿度対策を怠らないでください。
※このグラフは、梅雨時、夏期にも実施しようと考えています。

 

TCCが定期総会を行いました

2月19日、20日。TCCが研修会と年次総会を開きました。2月19日は、第178回研修会、新宿・オリックさんを訪問。同20日は、場所を八塩温泉に移して第22回総会を開きました。
オリックさんでは、簡単に店舗・工場の説明を受けた後、見学を行いました。
  店舗は、離れて道の反対側から見るとそれなりなのですが、近くで見ると店舗が1m以上引っ込んでいるので全体が暗く見えるのです。また、ガラス面にチラシが張られていたり、内部もまとまりがありませんでした。
 

写真5-1
写真5-1
写真5-2
写真5-2
写真5-3
写真5-3

工場は、8年前の繁忙期には、階段まで商品があふれかえっていたことを思えばずいぶんとすっきりと流れていると思えました。
その後、貝塚常務からプロモーションによる会社紹介がありました。
手作りのビデオで本邦初公開と云うことでしたが、なかなか見応えのあるできばえだと思いました。出来るだけ、社内、社外(お客様)を問わず見ていただける機会を多くするべきだと思いました。
また、社内報(創刊号)を見せてもらいましたが、トップダウンでは無い、社内で話し合うような、まとまりのある会社という雰囲気が感じられました。
CIを意識されたかロゴを変更されました。しかし、このロゴのイメージやデリバリーサービスの冊子と、現実に配布されている販促チラシとがそぐわないような気がするのですが。
 

写真5-4 オリックのロゴ
写真5-4 オリックのロゴ

今年度のオフィス毛利の公開講座を含め、事業計画と幹事、おおよその日程が決められました。詳細は先方と打ち合わせの上決定するとされました。
また、退会によるメンバーの補充を考えるか話し合いが持たれましたが、結論は出ませんでした。
 

写真5-5 第22回総会・集合写真。神水館にて
写真5-5 第22回総会・集合写真。神水館にて

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