クリーニングのトータルコンサルティング
2019年04月02日
【第一議題 家事代行サービスをはじめて】
高橋ゆき・ベアーズ副代表から、家事代行サービスについて講演がありました。
話の前に、家事代行の動画を見、その後、家事代行サービスを何故始められたのか、についてお話しがありました。
家事代行サービスは→暮らし方の変化に応じて求められたものと思っています。即ち、「時代の変化に沿って生まれたもので、ベアーズはそのお手伝いをしているのです」と話されました。
また、自身の海外生活時の経験(その時のフィリピン人のメイドにどれだけ助けられたか)、自分が生きていくために(子育てを助けてもらい)補助者・助言者がいてくれてどれだけ役に立ったか、そんな思いがベアーズの起因となったそうです。
家事代行と云いますが、ベアーズは、一顧客に、ひとりのスタッフとし、信頼関係、親しい関係を作り上げて、家事代行を通じて家族を支えるという関係を考えています。
家事のことなら何でも頼める(自分の不得手な部分を助けてもらい)、そして自分の時間を過ごせるように、必要に応じて、話し相手、調理の手伝い、掃除、洗濯等々に応えられるようにしています。ベアーズはこれを時間単位で要望に応えられるようにしています。
写真1-1.お話しをされる高橋副代表。写真1-2,1-3は、会場風景と議題。
確かに、これからの時代に即したサービスと考えられ、核家族化した助言者のいない世界では、未経験の事態へのアドバイス、不得手な部分の援助者と考えればより発展性のある分野のように思えました。
【第二議題 パネルディスカッション】
高橋さん(ベアーズ副代表)、山崎美香(CBA代表理事)、中山さん(衆議院議員)、司会者。で行われました。
この中で、「家事代行についてのアンケート」のデータがありました。
・家事代行サービスを使ったことがある 3%
・家事代行を使ってみたい 86%
このギャップの中には、他人が家に入ってくる不安が大きくて躊躇するのが大きいようで、これを受けて私たちは、事業者認証制度というものを作り、安心、信頼を得られるようにしています。
さらに、出来ればもうチョット使い易い・リーズナブルという問題があり、これに対しては「働き方改革」の観点から、事情によっては自治体の支援が受けられるような方法を講じてほしいとされていました。
山崎さんからは、「洗濯業法の考え方が保健所毎に異なるので、いらぬ労力を要している」、「洗濯代行の普及を妨げているので、行政の配慮がほしい」と問いかけがありました。出席されていた厚労相の担当者からは前向きな発言がありました。
※私は、洗濯代行は、不特定多数の品物を扱うわけではなく、1家族単位で処理され ているので、業法の適用を受けるのは確かにおかしいと思います。それよりも、民泊の関係者が、不特定者の寝具をコインで洗う事の方が、業法に触れるのではない かと思いました。
セミナーでは、三幸社の打越氏、TOSEIの塚本氏、昭和工業の徳田氏、ホームドライの反保氏、等々色々な方とお会いしました。山崎さんの動向に目が離せないと関心が集める様子がうかがえます。また、セミナーの後で、懇親会がもたれましたので参加しました。
ワイシャツに写真1-4のようなタグが付いていました。これが付けられたワイシャツはキレイに仕上がっていました。
しかし、このようなタグが付けられると言うことは、タタミのミスが起きている・お客様に注意を受けている、と云うことなのです。管理者はこどのように事態を受け取っているのでしょうか。クリーニングの生産性の低さはこのような所にも見えるのです。
写真1-4 注意タグ |
写真は、三宮・加納町を少し南に下がった、駅から3分ぐらいのクリーニングとしては魅力的な立地です。
ここに、関西の有名クリーニング店が4件まさに軒を連ねています。(正しくは、4軒おきぐらいです)
たまたま、用事があって交差点に立っていたら2件が目に付きました。写真1-5。
左の白い看板の店は、電飾の置き看板、のぼり、ガラス面にカッティングシールとまあよくもこれだけ並べたもんだと感心するぐらいです。
店舗デザイナーはこれを見て何というのでしょうか。一度、全部撤去して、お店は何を訴えるのか、告知に何が優先されるのか考え直してみてはいかがでしょうか。
写真右端のピンクの看板のお店は、正面の看板の色が褪せてきて汚らしく写っています。夜間照明が入ったときは気づかないでしょうが、昼間はみすぼらしく映っています。
どっちもどっち、と言ってしまえばそれまでですが、クリ-ニングはキレイにするというイメージが必要なのです。せめて外観だけでも、もっとスッキリといかないものでしょうか。お願いです!!!。。
写真1-5 左の白い看板と右端のピンクの看板のお店 |
今年は、勉強会のLIVE配信をやめて、通信講座はそれように準備したものを配信することにしました。
と云うのも、ライブ配信をすると実験などの時に、カメラがこれを上手く捉えることが出来ないで、臨場感を上手く伝えられないのです。それでは実験の意味が無いので、配信のものはキチンと作った動画を使うことにしました。
このような中、3月28日、講座「化学・酸とアルカリ」「水」「洗剤と助剤の働き」の実験が行われました。昨年までと違い、近くに寄ってもらい、見て・体感してもらうことにしました。いろいろな質問が成されるのを見て成功したように思いました。
写真は、稲田講師が、フェノールフタレンを用いて、酸とアルカリにより水に付いた色が変化する様子を実験しているところです。この他、毛糸による界面活性剤の浸透、石けん水のキレート剤による変化、墨汁を使った再汚染防止剤の効果等々の実験を見せてくれました。
平成31年3月26日、五十嵐有爾氏が逝去されました。就眠95歳。
3月31日、湘和会堂茅ヶ崎にて前夜式、4月1日告別式が行われるとの報を受けて、前夜式に参列させてもらいました。
浜田耕司郎氏の前夜式のことば、吉田吉男氏のお別れのことば、有爾さんの人柄を偲びつつ拝聴しました。
賛美歌を歌うとき私の周りで誰も歌わないので、ついささやくようにしか歌えなかったことが心残りです。小心者の私が情けなかったです。
始めてお目にかかったのは、私が9~11才の時頃だと思うのですが、何処でお会いしたのかは全く覚えていません。
その後、30年ほどはお会いしていませんでしたが、私が神戸に拠点を移した時にお会いし、その後、(株)交栄にいた頃に頻繁にお会いするようになりました。
毛利可淳の息子と云うことで、ことの他気にかけていただいたようで、業界の大先輩として親しくお付き合いさせていただきました。
思えば、(株)交栄を退社するときの騒動が忘れられません。1年前に会社を退社ということで了解を得ていたのですが、社長が有爾さんに伝えたらしく、「私が行くまで辞めるなと」伝言がありました。これを聞いた私は、有爾さんとお会いしたら辞められなくなると、お会いしないまま退社しました。後で「何故、私が行くまで待てなかった」と言われ、身がすくむ思いでした。
前夜式に向かっているとき、茅ヶ崎の電車の中から、駅ビルの中の白洋舍が見えました。写真1-12,1-13。
写真1-14、北茅ヶ崎から湘和会堂へ歩いて行く道の、桜並木です。満開のさくら、夕日に映えてキレイでした。