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サービスニュース-第55巻 第1号-2(全機動いていました)

2019年01月07日

全機動いていました

12月13日(木)10時24分、訪問したWash&Foldで、小型乾燥機6台、中型乾燥機3台、ワッシャー4台の全機が稼働していました。コインで、全機稼働してるのを久々に見ました。
まして、平日の午前中なのです。私などは、梅雨時や年末を除けば、そう見る光景では無いので、何となく見とれていました。
 

写真2-1 全機動いていたコインランドリー
写真2-1 全機動いていたコインランドリー

 

 

今年最後の勉強会

理論と実際の基礎勉強会、今年最後の34,35,36講座を徳田二朗氏を迎えて、三幸社本社展示場をお借りして行いました。
34講座の私の話の途中、動画が動かなくなるという不手際があり申し訳ないことをしました。ネットの再配信では、補修してお送りします。丸2年を経て、ようやくライブ配信になれて来ましたが、まだ、こんなトラブルに見舞われるのは、通信環境のせいなのでしょうか。
徳田氏の講座は好評をもって終えることが出来ました。今年度の講座も一層の工夫をし、受講生には、クリーニングに少しでも深く興味を持ってもらえるようにと考えております。
写真2-1は、36講座の座学風景。写真2-2は、機械の制御機器を説明する徳田講師と受講生。写真2-3は、展示場のプレス機に乗ったぬいぐるみ。
 

写真2-2
写真2-2
写真2-3
写真2-3
写真2-4
写真2-4

ちょっと残念

先日、三幸社の展示場をお借りして勉強会をしましたが、その時、展示場の入口近くにスーツが人台に着せられたのがありました。(写真2-5)
素敵な一対のスーツでした。仕上の見本として展示されていたのでしょうが、ちょっと残念なのは、プレス(機械)仕上げでここまで仕上がると説明が無い限り、紳士物の上着でしたらもう一手間かけるべきなのです。
紳士物の上着、ラペル、身頃はキレイに仕上がっていましたが、胸のポケットの縁(写真2-6)、奥衿(写真2-7)、左右のポケットのフラップが着用によって変形していました。アイロン処理が必要です。できれば、ここまで仕上げてほしかったです。
もっとも、使用前、使用後が無ければ、状態を伝える事が出来ないので、もう一工夫ほしいです。

 

写真2-5
写真2-5
写真2-6
写真2-6
写真2-7
写真2-7

これってドライする?

写真2-8,2-9は、靴下に付けられた取扱表示です。
そもそも靴下をドライクリーニングします?。繊維として洗えるからといって、ドライクリーニング(可)の表示を付ける必要性がありますか、それよりも着用のされ方から考えて、、ドライして汚れや臭いが取れないことを考えると、ドライクリーニング(×)とすべきなのでは。
衣料品として、どのように着用されるかを無視した表示は、法律上はいざ知らず、作った後のことに無関心といえませんか。
 

写真2-8
写真2-8
写真2-9
写真2-9

閑話休題

オックスフォードに三子糸

普通の平織りとは、一本の糸を交互に織り込むのですが、オックスフォードは、数本の糸を引き揃えて平織り(写真2-11)に折った布地。日本では斜子織り(ななこおり)といって、丈夫で、糸の間に隙間が出来て通気性が良く、ふっくらとした風合いが特徴です。
この一本の糸を単糸、二本を一本にして使うのを双子と言いますが、今度作られたのは、三子糸(写真2-10)でこれを二本引き揃えて、織ったもので、より通気性の良い、ふっくらとした風合いと柔らかな肌触りを追求したシャツと言われています。。
オックスフォードはボタンダウンのシャツなどに多く用いられます。ちなみに、スコットランドの繊維会社がエール、ハーバード、ケンブリッジなど四つの大学の名前を付けて作り、売られたのが始まりだそうです。現在はこの名を冠したものだけが残っているそうです。
 

写真2-10
写真2-10
写真2-11
写真2-11
写真2-12
写真2-12

※写真2-10は、一本の糸の構造、2-11は、3本引き揃えのイラスト。写真 2-12は、オックスフォードの中でも特にシャンブレーと呼ばれる、経糸が白、 緯糸が色(青)の布地。
 

カウンターの片隅に

ホテルのカウンターの片隅に、ブックマッチが置かれていました。(写真2-10)
「これは?」とフロントの方に聞いたら、時々「ライターを」「マッチを」と言われるので昔使っていたマッチの余りを置いてあるのだそうです。
「結構喜ばれますよ」だそうです。今は、とっさの繊維の判別に「火を」と言っても、誰もライターを持っていない時代です、逆に、マッチ、ライターのサービスを喜ぶ人もいるということです。
 

写真2-13
写真2-13

「手歯止(てばどめ)」って知ってます?

伯備線のどの駅か忘れましたが、列車が止まったのでふと外を見ると「手歯止」と書かれていました。(写真2-14)
私には、全く何のことか分からず、大げさに言えば、これまでの人生で始めて出会った言葉でした。思わずウィキペディアで調べてみました。広辞苑には載っていませんでした。
列車の車輪止めで、列車が何らかのふいの外力によって動かないようにしておく道具。自動車の車止めと一緒の意味とのこと。
 

写真2-14
写真2-14

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