サービスニュース-第54巻第10号-1（第19回毛利春雄セミナー公開講座終わりました）

2018年10月22日

第１９回毛利春雄セミナー公開講座終わりました

１０月２日「毛利春雄セミナー公開講座」を無事に終わることが出来ました。
今回のテーマ「人を得る」は、人手不足で募集もままならない現場、外国人研修制度の改革を訴える業界、働き方改革という大命題を掲げた政府という社会情勢を受けて、掲げてみました。
（なお、私・毛利春雄と山崎美香氏の講演で使用した資料は、「毛利レポート（有料）」に掲載致しますので、そちらもご覧ください）
ただ、人に困っているのは現実としても、”自分たちもまだまだすべきことが多々ある”と言うことのようです。

☆ 私のミス・・・プログラムを作りながら何回も時間配分を変更しているうちに、自分の持ち時間を間違えてしまいました。このため、次の諸星さんにはご迷惑をお掛けしました。

写真は、公開講座でお話しをいただいた皆さんです。
・写真１－１オフィスモロホシ諸星裕美さん
・写真１－２ＮＰＯ法人　クリーニングカスタマーセンター鈴木和幸さん
・写真１－３ＷＡＳＨ＆ＦＯＬＤ山崎美香さん

写真１－１

写真１－２

写真１－３

お話しの要旨は、新聞掲載にありますのでそちらを参照ください。
お話の主旨は以下のようにでした。

「私の見た人手不足の実態」
株式会社オフィス毛利代表毛利春雄
人手不足は深刻な様子です。しかし、一方工場を見ると生産量に見合った要員の配置が出来ない（要員シフトが組めない）ために、生産性が上がらない。店舗を見るとすべき仕事が確立されていないので、仕事の個人差が激しい、不良在庫が多い等が起こっています。また、トイレ、休憩室の確保、作業環境の改善等すべき点が多々あるように見えるのです。
※自分の話は評価出来ないのですが、自分の主催ということからか公開講座ではいつも「上がって」しまうのです。もともと滑舌が悪いのが、さらに上がるので、言いたいことが伝わるのかいつも心配しています。
※人に働いてもらう上で私が心がけていることは、①「休みの理由を決して聞かない」こと、例えば忙しいと思われるときに「何故」と聞けば、「遊びに行きます」とは言いにくいので、つい嘘をつくような事が起きかねないのです。②特殊な仕事以外では、女性の方が潜在能力があると思うので、それが引き出せるようにしています。

働き方改革に合わせた「魅力ある職場づくり」
～人材確保と定着に向けた取り組み方～
　　　　オフィスモロホシ社会保険労務士諸星裕美
クリーニングの実情を見せていただくと、現実問題として作業環境の劣悪さと法令に従えない労働条件（有給休暇の確保等）があるようです。このような現実を前に、現状の従業員の不満を解消しようと努力はされるのですが、なかなか良い結果が得られないようです。
これは、多くの場合働く人の不満と、経営者の方々が思っている事とは異なっているからなのです。ここに、事例を上げますので、今一度職場づくりを考えてください。
※現実の職場環境と法改正に合わせた話、働く人と働いてもらう人との感情の行き違い、職場の人間関係等々が話されました、今度の法改正が厳しいものんだ言うことを、もうチョット強く話してほしいような気がしました。

「クリーニング労働者の実情と展望」
NPO法人クリーニング・カスタマーズ・サポートセンター
代表鈴木和幸
当ＮＰＯ法人には業界の労働者から多くの問い合わせをいただいています。皆様方が驚くような内容も多々あります。
これらの労働問題を具体的に紹介し、同時に、今後の方向性を見いだしていくようなお話しをさせていただき、一緒に考えてみたいと思います。
※ＮＰＯ法人設立の主旨、持ち込まれる事例を話されました。聞いている方々はあまりヒドイ事例に、自分の所はそんなことは無いような顔をされていましたが、従業員に甘えているという点では一緒だと考えていないようです。
それは、これまでも残業基準の曖昧さ、働き方（シフト）の説明不足、有給の説明不足、等々などが指摘されますが、一向に改善されているとは思えないからです。

「ブランディングによる人材戦略」
　　　ＷＡＳＨ＆ＦＯＬＤ代表山崎美香
ＷＡＳＨ＆ＦＯＬＤにはどうして若い人が多いの？、どうして若い人が集まるの？、どのような募集をしてるの？、働く環境をどのように考えているの、なにか特別な仕掛けがあるの？。
よくこのように尋ねられます、しかし、私が何か特別なことをしているわけではありません。
「仕事は楽しいもの」「人の役に立っていると自信を持って仕事が出来ること」、ＷＡＳＨ＆ＦＯＬＤはこんな会社なのです、一緒に働いてみませんか、こんなことを考えて人を求めています。
また、人を得るに際して心がけていることは、ジェンダーフリーで男でも女でも働く意欲のある方を歓迎し、待遇面でも、給与面でも公平に判断するようにしています。
さらに、こんな所で働いてみたいという気持ちになれるような、チョット格好良い環境作りを心がけています。

４０周年おめでとうございます

９月１９日、京王プラザホテル多摩・白凰の間にて、株式会社三幸社の創立４０周年記念祝賀会が行われ、私も出席させていただきました。
（羽田からこの地にバスが出ていると始めて知りました）
当日出席の半数以上の方々が、海外からのお客様のようで、日本では珍しく、外国人の多いパーティーでした。
会も素晴らしく、三幸社の沿革（ビデオ）、お客様からの祝辞（残念ながら、英語でのお話しで大半は理解出来ませんでした）、三幸社の挨拶と進み、食事の後には、八王子車人形の演舞などがあり、あっという間に時が経ちました。
今後とも、貴社の発展とクリーニング業界の充実した社会がもたらされることを願いました。