クリーニングのトータルコンサルティング
2018年08月30日
本年8月3日(金)TCCは、渡辺ドライの本社店舗を見学しました。本社工場前にある、年商4000万円をこえる大型店舗ですが、中はスッキリとしていました。
基本的に、お客さまに作業している状態を見せたくないため、接客(応対、検品、伝票発行)はカウンターで、作業は作業台で(台上はお客さまから見えません)行い、コントロールのドロップボックスの口も見えないように工夫されていました。詳細は、ホームページのTCC/トンボグループの活動を参照ください。→http://morri.co.jp/page1.html?id=6
ありがたい品質表示を見ました。
写真5、6はバーバリーのトレンチコートに付けられた取り扱い表示です。
販売元であるバーバリージャパンが付けた表示(写真6)には、全て「×」とあり「クリーニングは専門店にご相談下さい」とあります。
しかし、製造元が付けた表示(写真7)は「ドライ可」となっています。
こんなクリーニング屋にとってありがたい表示を付けていただいて、これで「超撥水」でも勧めることが出来れば、言うことはありません。バーバリー・ジャパンに感謝!!!。
正しくは、針無しステープラーと言うらしいのですが、これを、書店の文具売り場で見て、山野さんに買ってきてほしいと頼んだら、「試供品なら私もっています」ということでした。
現物を見たら「redhat.」のマークがありました。早速試してみたら、ホッチキスの代わりに、小さな穴を押し開けて、一部をヘムのように折り返し、それで紙を止めるように出来ていました。
なるほどと感心しましたが、この試供品ではあまり多くの枚数は無理のようです。
その後調べると、穴も開けないで、紙を合わせて凸型にプレスするような形式のものまであるようです。最近の文具ってすごいですね。
最近、鉄道、空港のエスカレーターの付近で「歩かずに2列でご利用ください」、こんなアナウンスが聞かれます。また、羽田空港・京急のエスカレーター前の床には、写真9のような文字が描かれています。
写真9 エスカレーター手前の床に描かれた案内 |
しかし、この床の先のエスカレーターでは、写真10のようで、立っている人は左側により右側を歩いて上っていました。
このように一度、一般化してしまったマナーを直すこと・変えることは出来るのでしょうか。特にこのように立っている人、歩いている人、両者が納得しているものが変えられるのでしょうか。
私が、50年前にロンドンで降りのエスカレーターの片側(右か左か覚えていません)に立っていたら、後ろから来た若い人に「パルドン」と声を掛けられ、手のゼッシャーで片側によるように言われました。片側によると青年は、駆け抜けて行きました。この時点では、日本は2列に並んで乗っていました。
写真10 床の先のエスカレーターの写真 |
今、自動車の自動運転について議論が盛んですが、神戸のモノレール(ポートライナーと六甲ライナー)は無人電車です。運転手、車掌、駅員が全く見られません。人の入り込まないレールの上だからと言わないでください。車掌も駅員もいないのです。
この話をすると多くの人が怖がるのですが、ポートライナーは1982年の開業以来36年間、六甲ライナーは1990年開業依頼28年間、地震による架橋の破損等による運休以外はないのです。また、他線と乗り入れがありませんので、遅延も聞いたことがありません。
自動運転の考え方は、安全のためには手抜きをしないことによって支えられているのです。そして、緊急用にアナログでの仕事は、マニュアルの徹底と充分な訓練に支えられているのです。
クリーニングの作業は洗いこそ自動ですが、仕上はほとんど手作業です。ここで仕事を振り返ってください。
洗いで手抜きをして、仕上で作業手順通りの仕事が出来ていない、こんな実情ではいつまで経っても企業になれないのです。
あまり知られていない、六甲ライナーのあれ?を紹介します。
運転席がないので、一番前の見晴らしはバツグンで何とも気持ちの良いものです。
写真11 六甲ライナーの前方席 |
六甲ライナーの窓は、周囲に建物など何もないときは、キレイな景観を見せてくれるのですが、近くに建物があると「あら不思議」ガラスが曇って見えなくなるのです。
写真12 海の上の景観 |
写真13 あれ!曇って見えない |