クリーニングのトータルコンサルティング
2018年08月02日
相も変わらず続けているのです。どうしても止まらないミス、無関心なクリーニングの仕事、危ない管理等々拾えば切りが無いほどです。
うっかりミスが止まらないということは、杜撰な管理体制にあるとしか言いようがありません。要は、管理者、経営者自身が「これぐらい」だとか「しょうが無い」ですましてしまい、これらの減少に取り組まない結果なのです。
あまりにもみっともないので、すぐに対策を考えて、実行してください。
写真1、余りに酷いと思いませんか、明らかに商品にボステッチの針が刺さっています。
写真2、「シミ有りご承知」。私は、シミのあることは承知しましたが、落とさなくて良いとは承知していません。キレイになることを期待してクリーニングに出すのですから、それに応えられないのなら、その旨伝えてください。他のクリーニングにお願いしますから。
『シミ抜きぐらいしろよ』と言いたいです。それとも今の白洋舍は通常のクリーニングではシミはそのままの状態で良いと判断しているのでしょうか。それならば、カウンターでシミ抜きを言ってください。付いてすぐの血液のシミなので、すぐに落ちるはずです。
何故、この話を持って来たかというと、写真は2年前のものなのですが、、つい先月も同様の事を、他のクリーニング店でされたのです。
写真3は、織りネームに付けられた沢山のタグ、商品にとって良いと言えますか。いかにも無理がかかっていると思いませんか。
クリーニングとして必要だから付けたタグが2枚、それに加工品質保証書が付けられています。せめて、品質保証書はカバー(袋)に付けるなどの工夫がいるのでは無いですか。
写真4と写真5、これもよく見かける風景ですが管理者、経営者はほとんど知らないと思うのです。
写真4は、洗浄を始めた時のワッシャーの状態で、写真5は、その5分後を撮したものです。
写真5の状態で、ようよう中綿にまで水が行き渡ったところで、少し商品の嵩が減っています。しかし、防寒具類、ダウン等は水による減量とはならないので、通常の衣類の感覚で商品を入れると、要するに過負荷の状態なのです。
この4分の間水、洗剤が入り洗ったようなつもりでいても、見ていると表面にこれらが行き渡ったかどうかと云う様子です。確かに、布の性質上簡単に汚れは取れるでしょうが、洗っていると言うには余りにも酷いと思いませんか。
これで、現場ではブザーが鳴ったら「終了」と解釈するのです。
写真4 |
写真5 |
写真6、衿がキチンと折り返されていないジャケット。工場の中で意外と見かける情景なのです。多くの場合、包装、店舗などで気付いて直されるのですが、時に、このままお客様の手に渡ることがあります。
写真7は、サンホーマーの裾押さえが外れてしまった時に出るシワで、これも、よく見かけます。
写真8は、ラペル(衿)はキレイにプレスされているのですが、ラペルだけが飛び出すように仕上がっています。現在のラペルは、販売の時にはもっと下の方まで、身頃にそうように仕上がっています。これでは、ラペルだけが浮き上がっているようで不自然です。