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サービスニュース-第54巻 第6号-1(ロットを知る)

2018年06月04日

何が違うの

日大の悪質タックル事件とスターバックスの黒人問題

日大と関学大のアメリカンフットボール定期戦(5月6日)において、日大の選手による悪質なタックルがあり、事件となった経緯は新聞、テレビで報じられるとおりです。
私もテレビとITを通じてしか解りませんので、細かい点で把握しているわけではありません。また、私が誰かを究明するというような話ではありません。
しかし、事件発生(6日)から、関学大の質問状への回答が17日、宮川選手の謝罪会見が23日、日大の謝罪会見が24日、事件の経緯、原因究明の手立を立てようとしたのが今日(6月1日)と聞いています。
この間に、スターバックスでの黒人逮捕という事件が報じられました。
それによると、事件発生は5月12日、フィラデルフィアのスターバックスで2人の黒人が逮捕され、この行為が人種差別による不当逮捕では無いかということです。
スターバックスはその後誤りを認め、黒人は13日に釈放、スターバックスを訴えないとしました。
その後15日に、スターバックスのCEOが謝罪、29日には世界の全店を半日休みとして、人種差別が起こらないように研修を行ったそうです。
この記事によると、スターバックスのCEOは15日になってようやく事実を認め謝罪をしたとあります。
この間3日です。これで遅いと言われているならば、未だに宮川選手を野ざらしにして、事実解明が出来ず、原因究明が出来ない、謝罪を受け入れてもらえない日大の態度は、我が国の『武士道』『恥』の精神は何処に行ったのでしょうか。
何も、大上段に振りかぶって言っているわけでは無いのです。私自身、悪い事をしてきました、ただし、謝罪できる限りはしましたし、罪の意識は常に持って、二度とすまいと反省し『恥』ています。
 

ロットを知る

今年も、通信講座『ロットを知る』を6月に開講します。一部の方から昨年見られなかったので、同様の講座をというお話しがあり、配信する事にしました。
納期が守れない、商品を無くすというのは、貴方の会社の恥ですが、業界の恥でもあるのです。
お客様にとっては、今使われているクリーニング店が、クリーニングの全てなのです。店員さんが無愛想だ、店が汚いという問題と、納期が守れ無い問題とは話が違ってくるのです。
昨年、私の通信講座「ロットを知る」にご参加いただいた方は数社でした。 残念なのは、ご案内を出させていただいた多くの会社は、出荷時に商品が遅れて上がってくる、揃わないで出荷する、、酷いときには商品が無くなるという事情が解決出来ていないという事です。
それでも研修講座に参加されないのは、必要なしと考えている、このせいでお客が離れるとは思っていない、うちのレベルでは仕方ないと諦めているでは無いかと思うのです。
でも、ロットがしっかり確立されている会社では、何十年と仕事をしようが、どんなに大量に仕事をしようが、商品をなくすなどという事は無いのです。
これが守れないというのは、大別すると①店舗での問題・店舗でのロット編成が不備で曜日による仕事量の変動がありすぎる、②配送の問題・集荷量のバラツキが大きい、配送の不備で工場滞在時間が確保出来ていない、③工場の問題・機械設備が不足している、生産性の変動が大きすぎる、要員のシフト管理が出来ていない等々です。
これらは大なり小なり関連しているのですが、根本的な問題を見付けだして、これから解決をしていきます。この解決には痛みを伴いますが、得るものが大きいのです。
実は、このような状態では、お客様の信頼を得る事は出来ないのです。確実な納期が一番の信頼を得る方法なのです。
ロットが出来ていない会社は”是非、ご参加ください”。

 

詳細は、オフィス毛利にお問い合わせください。
電 話 078-411-4802
e-mail jimu@morri.co.jp

ホワイトウイングスさんを見ました

先日、ホワイトウイングスさんを訪ねる機会があり、本店と焼津のお店を社長に案内してもらいました。詳細は毛利レポートNo.37-1を参照ください。
全景は、写真の通りです。中央にクリーニングの店舗、右にリフォーム、左に工場入口とシミ抜きが配置されていました。
全体(工場、2階も含めて)を見える化をと言われる通り、見通しの良いプレミアムコース専門の店舗、工場として作られていました。
 

写真1-1 本社前景
写真1-1 本社前景

クリーニングのカウンターは、椅子が用意されていて、座って応対するように作られていました。
 

写真1-2 店舗入口
写真1-2 店舗入口
写真1-3 カウンター
写真1-3 カウンター
写真1-4 接客風景
写真1-4 接客風景

工場の写真がロストしてしまい、残念な事に1枚も残っていませんでした。改めて、撮しにお邪魔します。
2階には、事務、総務、集会室、食堂、休憩室等々があり、それぞれの部屋に名前(太陽、川等)が付けられていました。

 

写真1-5 吹き抜け
写真1-5 吹き抜け
写真1-6 集会室
写真1-6 集会室
写真1-7 ベランダ
写真1-7 ベランダ

その後、見せて頂いた焼津店は一言で言えば「スカット」したお店でした。
大きなスペースに、コインランドリーとクリーニング店舗が併設されているのですが、さらに、コイン側にテーブルと椅子のセット、クリーニング側にウェイティングカウンター、キッズエリア、オーダーワイシャツコーナー等々が設けられていました。
コインのスペースに、蒸気アイロンセットが用意されていたのですが、時に利用されるお客様がおられるとのことです。
 

写真1-8 ピュアクリーニング焼津のお店
写真1-8 ピュアクリーニング焼津のお店

・写真1-9は、コインの前方にあるゆとり?、テーブルと椅子が用意さ れています。
・写真1-10は、コインの設備。
・写真1-11は、蒸気アイロンとバキューム付きアイロン台。

 

写真1-9
写真1-9
写真1-10
写真1-10
写真1-11
写真1-11

・写真1-12は、クリーニングのカウンター、最近作られたお店なので 椅子が用意されていました。座る方は、静岡駅前店より多いそうです。
・写真1-13は、カウンターを待つ方のカウンター、視線が外を向くよ うに工夫されています。
・写真1-14は、子供の遊び場。
 

写真1-12
写真1-12
写真1-13
写真1-13
写真1-14
写真1-14

このようなスカッとした店舗や、ユーゴーさんのように斬新な店舗が多く出来れば、業界全体のイメージも大幅にアップし、要員確保にも大いに役立つと思うのですが。
もっともっと多くの会社でいろいろな試みがなされれば、業界全体の格上げにもなると思うのですが。お題目を繰り返す会議などやめて、いかにしたらお客様にクリーニングサービスを解っていただけるのか、真剣に考える時では無いでしょうか。

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