クリーニングのトータルコンサルティング
2017年05月01日
お手入れ方法
ご自宅での洗濯は型崩れの原因となりますのでお控え下さい。
保管方法について
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これは、高級アクリル・ウールのニット製品に付けられた取り扱い説明書です。
クリーニングにとって頼もしい内容です。なにせ「ドライクリーニングのみ、ご自宅での洗濯はお控えください」、とあるのですから。その上、
「着用の季節が終わりましたら、汚れを落としてきれいに洗濯してから保管してしください」。云うことありません。
ただ1点、「ドライクリーニング・タンブラー乾燥はお避け下さい」とありますが、この文言、アパレル側のミスなのですがご存じないようです。問題が起きたらどのように対処するのかお聞きしたいです。(改正JISを見るようには、メールしておきました)
1.中目黒高架下店
WASH&FOLD が中目黒の高架下に出店すると、ご招待を受けました。あいにくの都合で、井藤に参加してもらいました。
コインのあり方に一石を投じた「WASH&FOLD」は好きですが、こんどは新たな展開として「水洗いクリーニング」に取り組んだようです。
写真2-1 中目黒高架下店 |
オープンの日は、招待客で賑わい、見学もままならなかったようです。まだ見ぬ店舗なので安易な判断は下せませんが、もともと中目黒は、住宅街も増え、交通の要所としての利点もあるのでなかなかの立地と言えるのではないでしょうか。
ただ、私はドライクリーニングに変わる「水洗いクリーニング」という選択には否定的です。
最近の多くの衣服に見られるような、合成繊維の組み合わされた衣服には、問題は無いのですが。天然繊維、まして、獣毛繊維等に、水では洗浄に時間がかかる、仕上げに特別な手順がいる(本格的な職人の不足)等からあまりお奨めできないのです。
もともと水でのクリーニングが困難なので開発されたのがドライクリーニングであったことを考えれば、ドライクリーニングの一層の発展の方が衣服には望ましいと考えられるのです。
2.福井医大前店
写真2-2 福井医大前店 |
福井の永平寺の近くという立地を聞くと、このような斬新な手法が受け入れられるのか心配ですが、医大、病院、研究所という事情を考えると、時間はかかるでしょうが、受け入れられる素地は高いと思われました。